【コラム】清明寮学童フロア2階、3階の生活

現在、清明寮学童フロアでは、小学2年生から高校2年生まで39人の子どもたちが暮らしています。(小学生20人、中学生13人、高校生6人)
フロアが2階、3階にわかれており、2階19名、3階20名で生活しています。各フロア10名の職員が交代勤務で子どもたちと生活しています。中央階段を上っていくと学習室があり、学習室から東側に女の子のフロア、西側に男の子のフロアとなっています。新津小学校、新津中学校が清明寮に隣接しており5分もかからず登校できてしまうため、小学生の登校が7時40分、中学生も7時45分頃登校していきます。高校生は自転車、バス、電車と通学方法が異なり、早い子は7時前に寮を出発します。中学生、高校生はサッカー、バスケットボール、バレーボール、ソフトテニス、陸上と部活動に所属している子どもが多く、週末は練習試合や大会の送迎が多くなっています。また、学習塾に通う子どもも多くなってきています。小学生は学校から帰ってくると、自室や学習室で宿題と次の日の学校準備をして公文学習も行っています。公文学習が終わった後は、グランドや体育館で職員と一緒にサッカーや鬼ごっこをして遊んでいます。週末は天気が良ければ公園へ遊びに行っています。
学童フロアでは、様々な年齢の子どもたちが生活しています。発達年齢に見合った生活習慣、マナー、モラルを身につけていくと共に、清明寮から社会に出たときに困らないよう社会性も身につけてもらいたいと考えています。そのためには、個別の関りを深め、喜びや悲しみを共有し、子どもたちが様々なことに挑戦できる心の環境づくりをしていきたいと思います。

文:児童養護施設清明寮 養育3課課長 武田和己