【コラム】地域小規模児童養護施設「あしたば」の生活

令和2年4月1日、浜松市南区新橋町内に地域小規模児童養護施設「あしたば」を開設いたしました。「あしたば」は、本体施設清明寮の支援のもと、地域との共生、共助を進め、近隣との良好な関係を構築し、小規模グループの家庭的な環境の中、きめ細やかなケアを行うことにより、子どもたちの社会的自立を支援していきます。
施設名の「あしたば」という植物は、芽を摘んでも明日には芽が出ると言われるほどの生命力があり、花言簿も「旺盛な活動力」、「明日への希望」です。この花言葉のようにたくましく、地域と共に未来に向かって頑張っていこうという願いを込めて名付けられました。
子どもの状況ですが、昨年4月の立ち上げ時は高校生1名、中学生2名と専任職員3名、サポート職員1名でのスタートとなりました。そして昨年度末には高校生が社会に巣立ち、新たに中学生1名、小学生2名を迎え入れ、今年度は子ども5名でのスタートとなっております。小学生がいる生活は賑やかで雰囲気はガラッと変わりました。少人数の落ち着いた中に子どもたちのもつ活気が満ち溢れており、新たな「あしたば」になっております。
最後になりますが、「あしたば」は子どもと職員がより家庭に近い距離感で関わることで信頼関係を築き、お互いに成長する中で、たくましい子どもが育つことを理想としてきたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。

文:清明寮 養育1課 課長補佐 丸尾清朗