【コラム】清明寮で取り組む公文学習
清明寮では7年前から公文学習を導入しています。月曜日~金曜日の週5回、現在は小学校3年生~6年生の14名が公文学習に取り組んでいます。清明寮の公文学習は会議室を使用して全員が一斉に取り組みます。そのため、公文学習が始まる前は多くの小学生でザワザワとした雰囲気になりますが、16時のスタートの合図とともに全員が一斉に口を閉じて黙々とプリントに向き合います。もちろん約束事の中で“公文の時間はお話をしない”といった約束はありますが、学校の学習とは違い、公文学習の特徴でもある個々の学力に応じた問題を解くため、子どもたちも集中して取り組めているように感じます。
導入当初は学力を積み重ね、進路選択の幅を広げていくことを目標としてスタートした公文学習ですが、最近は能力的に学力の積み重ねが難しい子が増えてきました。そういった子どもたちが何のために公文学習に取り組むのかを職員間で考えた結果、目標は子どもによって違っても良いのではないかという結論に至りました。答えを間違えても粘り強く取り組めること、人のアドバイスを素直に受け入れられること、わからない時にわからないと言えること、子どもによって課題も目標もそれぞれですが公文学習を通して子どもたちが学習以外の部分でも成長できるように今後も公文学習を続けていきたいと考えています。
文:清明寮 養育3課係長 小手川拓己