企画展「琵琶 こころとかたちの物語」間もなく開催!

よくニワトリが先か卵が先かという言葉をよく聞きます。それでは、楽器の琵琶と果物の枇杷はどちらが先か皆さんご存知でしょうか?実は楽器が先なんです。果物の枇杷は、「楽器の琵琶のような形をした実」という意味で、楽器の琵琶が中国に広まったのちに登場しました。
琵琶という楽器は、西アジアの楽器を祖先とし、7~8世紀頃に中国から日本に伝来したとされています。世界に広く分布している同じような楽器の形が、古代シルクロードの壮大な東西文化交流の軌跡を今に伝えます。
この企画展では、琵琶誕生の背景にある世界の東西交流史から、楽琵琶・平家琵琶・薩摩琵琶・筑前琵琶といった日本における種類ごとに異なる琵琶音楽の展開などを、楽器の「かたち」そして演奏や製作に携わる人々の「こころ」を通じて幅広く紹介いたします。日本の伝統楽器「琵琶」の魅力を是非感じてみてください。

 

企画展「琵琶~こころとかたちの物語~」

会  期:2021年7月31日(土)~12月7日(火)
開館時間:9:30~17:00
会  場:浜松市楽器博物館 展示室内
観 覧 料:常設展観覧料のみでご覧いただけます
主  催:公益財団法人浜松市文化振興財団、浜松市

琵琶の歴史と文化、製作過程などを紹介。
琵琶誕生の背景にある世界の東西交流史も併せて解説します。